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【まるで魚の骨!?】良く目にする八木式アンテナについて徹底解説!

皆さんの周りの家の屋根を見渡すと、魚の骨のようなものが付いていたりしませんか?

その魚の骨の正体は実は「アンテナ」なのです!(正式名称では「八木式アンテナ」と言います。)

では、なぜアンテナが付いている屋根や付いていない屋根がまばらに広がっているのでしょうか?

今回は魚の骨(八木式アンテナ)の正体を解説するとともに、八木式アンテナがどのような家に適しているかをご説明したいと思います!

この記事は、365日24時間対応、実績と安心を与える、テレビ修理専門会社である、アンテナテックが責任を持ってお届け致します!

まるで魚の骨!八木式アンテナとは!?

それではまず、八木式アンテナとは何かご説明していきたいと思います。

八木式アンテナとは、その名の通り電波を受信するためのアンテナの一種(主に地上デジタル放送を受信)です。また、UHFアンテナと呼ばれることもあります。アンテナの性能が非常に優れているということもあり、アンテナの中でも最も普及しており、100年の歴史を持つほど長く、多くの家に用いられています。

八木式アンテナは主に地上デジタル放送を受信するのですが、4つの構造から作られており、それぞれ役割が違います。


・導波器(ディレクター)…電波をキャッチし、ラジエーターに電波を送ります。
・輻射器(ラジエーター)…ディレクターから送られた電波を集合させ、給電部に送ります。
・給電部…ラジエーターから送られた集まった電波を、電気的な信号に変換します。
・反射器(リフレクター)…不要な電波を遮り、必要な電波をキャッチしています。


魚の骨に似た部分は素子といい、この部分で受信する電波量を調整しています。一般的に用いられる八木式アンテナの場合、14〜20素子が主流なのですが、電波状況が不安定な地域では、より多くの素子を持つ26〜30素子の八木式アンテナが用いられます。

このように、八木式アンテナは住んでいる場所や地域、状況に合わせて、電波を受信することが可能です。

また、八木式アンテナは向きを調節することが可能で、よく見ると、近くにある八木式アンテナはほとんど同じ向きを向いています。八木式アンテナの向きは重要であるため、テレビの調子が悪くなったなと感じた場合は、八木式アンテナの向きを調整することでテレビが復活することもあります。

しかし、素人の方が屋根に上り、アンテナの修理を行うことは非常に困難であり、とても危険を伴う作業であるため、なるべく業者に頼ることをオススメします。

八木式アンテナのメリットデメリット

八木式アンテナについての概要がわかったところで、次は八木式アンテナのメリットとデメリットについてご紹介していきたいと思います。

なぜ、八木式アンテナがついているお家やついていないお家があるのかが理解できるのではないでしょうか。

八木式アンテナのメリット

①安定して電波を受信することができる
八木式アンテナの最大のメリットとして、電波を安定して受信することができるという点が挙げられます。見た目通り、他のアンテナと比較しても大きいサイズが特徴であるため、その分安定して電波を受信することができます。
また、素子で受信する電波量を調整することができるので、電波レベルの強弱を問わず、電波が安定します。

②低コストで設置が可能
もう一つのメリットとして挙げられるのが、コストパフォーマンスの高さです。
大きい魚の骨のような見た目から、値段が高そうという印象を持つ方も多いのではないでしょうか。
実は、八木式アンテナは本体価格がとても安いのです。
低価格である要因は、アンテナとしてとてもシンプルな作りでできているため、コストがかかりにくいといえます。そして、シンプルな作りであるため修理費用も他のアンテナ修理と比べても、安く修理することができます。
このことから、非常にコストパフォーマンスが高く、低コストで自宅にアンテナを設置することができます。

八木式アンテナのデメリット

①景観をそこなう
デメリットの一つ目は、景観をそこなうという点です。
アンテナの中でも大きな八木式アンテナなので、屋上に八木式アンテナが設置されていると、やはり遠目で見ても目立ってしまいます。
このデメリットは、個人の価値観の問題でもありますので、見た目は気にせず安定した電波が欲しいという方は、八木式アンテナを検討してみてください。

②自然災害に弱い
二つ目は、自然災害に弱いという点です。
八木式アンテナは基本的に屋根に設置するため、常に屋外で放置されている状態とも言えます。

③修理に手間がかかる
三つ目は、修理に手間がかかるという点です。
屋根の上に設置をするため、素人が屋根に上り、アンテナの整備を行うということは大変危険です。そのため、業者に依頼をして修理を行ってもらうというケースがほとんどです。
また、定期的なメンテナンスも屋根の上ということもあり、確認しづらくなります。テレビの不具合が発生してからアンテナの不良が見つかるということもあります。

こんな方は、是非八木式アンテナを!

ここでは、いくつかのパターンに分けて八木式アンテナが向いている環境等をご紹介したいと思います。

電波レベルが低い地域にお住まいの方

皆さんが住んでいる地域は「強電界地域」と「弱電界地域」の二つに分類されることがあります。

こちらは、それぞれ文字通り電波が強い地域と弱い地域といった言葉なのですが、電波塔から近い地域と遠い地域とも言えます。

弱電界地域の場合、電波塔からの距離が遠いため遮蔽物に電波が邪魔をされて、安定して電波を受信することができないことがあります。

しかし、そのような地域でも安定して電波を受信することができるのが、八木式アンテナなのです。

アンテナ設置にかける費用を抑えたいと考えている方

八木式アンテナの魅力の一つでもあるコストパフォーマンスの高さから、少しでも安くアンテナを設置したいという方にも八木式アンテナがオススメです。

先述したように、アンテナの本体価格自体も低価格であり、構造もシンプルな作りであるため低コストでアンテナを設置することができます。

デザインアンテナ

しかし、上記でまとめた方達に含まれない方もいると思います。例えば、自宅の屋根に魚の骨があるのは見栄えが悪くなると感じる方や、アンテナ修理の手間が面倒だなと感じる方もいるかと思います。

そんな時、八木式アンテナではなく、「デザインアンテナ」というアンテナを設置することをオススメします。

デザインアンテナは八木式アンテナとは対照的にコンパクトなサイズで、主に外壁に設置するアンテナです。また、外壁に設置することから台風や大雨というような自然災害の影響を受けにくい特徴があります。

デザインアンテナについてまとめている記事がございますので、詳しく知りたい方はこちらの記事を参照してみてください。

魚の骨の正体は多くの人に長く愛される「八木式アンテナ」

いかがだったでしょうか。今回は屋根にみられる魚の骨の正体について詳しく解説させて頂きました。

八木式アンテナは100年もの間、変わらず普及しているアンテナの一種です。

八木式アンテナは低コストで安定した電波を受信することができ、住んでいる地域や家の形を問わず設置することが可能です。
しかし、自然災害に弱かったり、1度不具合が起きた場合に簡単に修理することができないという側面も持っています。

また、八木式アンテナだけではなく、デザインアンテナという違ったアンテナも存在しており、1軒ごとそれぞれの家の特徴に合わせてアンテナを選ぶことが大切です。

そして、皆様が八木式アンテナについて少しでも理解していただけたら幸いです。

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