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新築のテレビアンテナ工事、最適な時期はいつ?引越しに間に合わせる完全ガイド

目次

「新築のアンテナ工事、いつ頼めばいいんだろう?」
「引越し当日からテレビが見られないと困るな…」

念願のマイホーム建築、おめでとうございます。
しかし、住宅ローンや家具の選定など、決めるべきことが山積みで忙しい毎日をお過ごしのことでしょう。
そんな中、ふと頭をよぎるのが「テレビアンテナ」の問題です。

専門知識もあまりないし、誰に、いつ、いくらで頼めば良いのか分からず、不安を感じていませんか。
ご安心ください。
この記事を読めば、新築のアンテナ工事に関する全ての疑問が解決します。

最適な工事のタイミングから、アンテナの種類、費用相場、そして信頼できる業者の選び方まで、専門外の方にも分かりやすく解説します。
この記事を道しるべに、アンテナ工事の不安を解消し、万全の準備で快適な新生活をスタートさせましょう。

結論:新築アンテナ工事のベストタイミングは「引き渡し後〜入居前」

さっそく結論からお伝えします。
新築戸建てのテレビアンテナ工事に最も適した時期は、「住宅の引き渡し後から、引越しによる入居前まで」の期間です。

この期間が「黄金のタイミング」と言えるのには、明確な理由があります。

  • 建築工事との重複を避けられる
    • 足場が撤去された後なので、安全かつスムーズに作業が進みます。
    • 他の業者さんの作業を妨げる心配もありません。
  • 入居後すぐにテレビを楽しめる
    • 引越しの荷解きで疲れた体を、好きなテレビ番組で癒せます。
    • 新生活のスタートがより快適になります。
  • 家の状態をきれいに確認できる
    • 入居前に工事を済ませることで、万が一、壁などに傷がついても責任の所在が明確になります。
    • 家具などがないため、作業スペースを確保しやすく、工事も円滑に進みます。

新生活の第一歩を気持ちよく踏み出すためにも、この「引き渡し後〜入居前」の期間を有効に活用することが非常に重要です。

引越しに間に合わせる!アンテナ工事の依頼時期と流れ

ベストな工事時期が分かったところで、次に気になるのは「いつ業者に依頼すれば良いのか」という点でしょう。
引越し日から逆算して、計画的に準備を進めることが成功の鍵です。
余裕を持って行動することで、慌てずに信頼できる業者を選ぶことができます。

【4ステップで解説】問い合わせから工事完了までの期間

アンテナ工事は、問い合わせてすぐに完了するわけではありません。
一般的には、以下の4つのステップを経て工事が行われ、全体で数日から数週間かかることを見込んでおくと安心です。

ステップ 内容 所要日数の目安
1. 問い合わせ・相談 電話やウェブサイトから業者に連絡し、希望する工事内容や新築の状況を伝えます。 即日〜1日
2. 現地調査・見積もり 業者が実際に現地を訪れ、電波状況を測定し、最適なアンテナと設置場所を提案。正式な見積もりを提示します。 2日〜1週間
3. 契約・日程調整 見積もり内容に納得すれば契約し、具体的な工事日を決定します。 1日〜3日
4. 工事・支払い 決定した日時に業者が工事を実施。完了後に動作確認を行い、支払いを済ませます。 約 2〜3 時間(当日)

上記の流れを考慮すると、引越し予定日の1ヶ月前までには業者に最初の問い合わせをするのが理想的です。
これにより、複数の業者から見積もりを取って比較検討する時間も十分に確保できます。

要注意!春や秋の引越しシーズンは早めの予約が必須

特に注意が必要なのが、引越しが集中するシーズンです。
3月〜4月の春先や、9月〜10月の秋口は、多くの人が新生活を始めるため、アンテナ工事業者も非常に混み合います。

この時期に引越しを予定している場合は、通常よりもさらに早めの行動が肝心です。
希望の日程が埋まってしまい、「引越ししたのにテレビが見られない」という事態を避けるためにも、引越しの1ヶ月半〜2ヶ月前には業者探しを始めることを強くおすすめします。

わが家に合うのはどれ?新築におすすめのアンテナ4種類を徹底比較

一昔前までアンテナといえば屋根の上の「魚の骨」のような形が一般的でした。
しかし現在では、機能性はもちろん、家の外観を損なわないデザイン性の高いアンテナも登場しています。
ここでは、新築物件でよく選ばれる代表的なアンテナ4種類の特徴を比較してみましょう。

種類 特徴 メリット デメリット 本体価格相場
八木式アンテナ 魚の骨のような形状で主に屋根上に設置 受信性能が非常に高く、価格も手頃 外観が目立ち、天候の影響を受けやすい 1,300円〜10,000円
デザインアンテナ 薄型の箱形で外壁などに設置 家の外観を損ねず、耐候性も高い 受信性能がやや劣り、設置場所が限られる 5,000円〜20,000円
ユニコーンアンテナ ポール型のスタイリッシュな形状 デザイン性と高い受信性能を両立 デザインアンテナより価格が高め 6,000円〜12,000円
BS/CSアンテナ お皿型の衛星放送用アンテナ 多チャンネルや4K8K放送が楽しめる 設置方向が限定され、外観が目立つ 5,000円〜13,000円

どのアンテナが最適かは、お住まいの地域の電波状況や、外観へのこだわり、そしてご予算によって変わります。
それぞれのメリット・デメリットを理解し、ご家庭にぴったりの一台を選びましょう。

【受信性能No.1】八木式アンテナ

古くからある、最もスタンダードなタイプのアンテナです。
魚の骨のような特徴的な形状をしています。

  • メリット
    • 受信性能が非常に高く、電波が弱い地域でも安定した受信が期待できます。
    • 本体価格が比較的安価で、コストを抑えたい場合に最適です。
  • デメリット
    • デザイン性が低く、家の外観を損ねてしまう可能性があります。
    • 風雨や雪などの影響を受けやすく、鳥がとまることによる被害(フン害など)も考えられます。

【外観すっきり】デザインアンテナ

近年、新築住宅で最も人気が高いのがこのデザインアンテナです。
薄い箱のような形状で、外壁の色に合わせて選べるなどデザイン性に優れています。

  • メリット
    • スタイリッシュな見た目で、家の外観に自然に溶け込みます。
    • 壁面に設置するため、風雨などの影響を受けにくく、耐久性が高いです。
  • デメリット
    • 八木式アンテナに比べると受信感度がやや劣るため、電波の弱い地域には不向きな場合があります。
    • 設置場所が外壁などに限定されます。

【デザインと性能を両立】ユニコーンアンテナ

ポール状のすっきりとしたデザインが特徴の、比較的新しいタイプのアンテナです。
デザインアンテナと八木式アンテナの「いいとこ取り」をしたような性能を持っています。

  • メリット
    • 洗練されたデザインで、家の外観を損ないません。
    • 屋根の上に設置することで、周囲の建物の影響を受けにくく、安定した電波を受信できます。
  • デメリット
    • 他のアンテナに比べて、本体価格や工事費用が比較的高くなる傾向があります。

【映画・スポーツ好きに】BS/CSアンテナ

地上デジタル放送に加えて、BS放送やCS放送の多彩な専門チャンネルを楽しみたい場合に必要となるアンテナです。
お皿のような円盤(パラボラアンテナ)が特徴です。

  • メリット
    • 映画、スポーツ、アニメなど、趣味に特化した多くのチャンネルを視聴できます。
    • 4K/8Kといった高画質な放送に対応しています。
  • デメリット
    • BS/CSアンテナ単体では地デジ放送は見られないため、地デジ用アンテナとセットで設置する必要があります。
    • 衛星のある南西方向にアンテナを向ける必要があり、設置場所に制約があります。

アンテナ工事の費用はいくら?種類別の相場と総額の内訳

アンテナ工事を依頼する上で、最も気になるのが費用ではないでしょうか。
工事費用は、設置するアンテナの種類や建物の状況によって変動しますが、おおよその相場を知っておくことで、予算計画が立てやすくなります。
また、見積もり内容が適正かどうかを判断する基準にもなります。

【一覧表】地デジ・BS/CSアンテナ設置の料金相場

以下は、一般的なアンテナ工事の費用相場をまとめたものです。
あくまで目安として参考にしてください。

工事内容 費用相場(工事費・部材費込み)
地デジアンテナのみ設置 (八木式 or デザイン) 15,000円 〜 90,000円
BS/CSアンテナのみ設置 12,000円 〜 31,500円
地デジ + BS/CSアンテナをセットで設置 32,000円 〜 154,000円

要注意!ブースター等の追加費用が発生するケースとは?

提示された見積もり以外に追加で費用が発生することもあります。
後から「話が違う」とならないよう、どのような場合に追加費用がかかるのかを事前に知っておきましょう。

追加工事・部材 費用相場 必要なケース
ブースター(増幅器) 15,000円 〜 20,000円 電波が弱い地域で、受信レベルを安定させるために必要。
分配器 5,000円 〜 10,000円 2部屋以上の複数のテレビで視聴する場合に必要。
高所作業費 5,000円 〜 15,000円 3階建ての住宅など、特殊な足場が必要な場合に発生。
既存アンテナ撤去 5,000円 〜 10,000円 (新築では稀ですが)古いアンテナを撤去する場合に必要。

信頼できる業者であれば、見積もりの段階でこれらの追加費用の可能性についても丁寧に説明してくれます。
内訳が不透明な見積もりを提示する業者には注意が必要です。

どこに頼むのが正解?依頼先4タイプのメリット・デメリットを比較

アンテナ工事は、様々な場所に依頼することができます。
しかし、依頼先によって費用やサービスの質、保証内容が大きく異なるため、慎重な選択が求められます。
ここでは、主な依頼先4タイプのメリットとデメリットを比較し、どこに頼むのが最も賢明かを考えていきましょう。

依頼先 メリット デメリット 費用感
アンテナ工事専門業者 専門知識・技術力が高い。価格が適正。保証が手厚い。 業者数が多く、選ぶのが大変。 ◎ 適正
ハウスメーカー・工務店 新築工事とまとめて依頼でき、手間が少ない。 中間マージンが発生し、費用が割高になる。 △ 割高
家電量販店 家電購入と同時に依頼でき、手軽。ポイントが付く場合も。 下請け業者が施工するため、品質にばらつきがある。割高。 △ 割高
地域の電器店 親身な対応が期待できる。地域情報に詳しい。 技術力や保証内容に差がある。費用が高めなことも。 〇〜△ ケースバイケース

【最もおすすめ】アンテナ工事専門業者:高品質・適正価格・長期保証

結論から言うと、新築のアンテナ工事は「アンテナ工事専門業者」に直接依頼するのが最もおすすめです。

専門業者をおすすめする理由は以下の通りです。

  • 圧倒的な専門知識と技術力
    • 日々アンテナ工事だけを行っているため、経験と知識が豊富です。
    • 様々な現場に対応してきたノウハウで、最適な設置方法を提案してくれます。
  • 適正な価格設定
    • ハウスメーカーや家電量販店と違い、下請け業者を使わないため中間マージンが発生しません。
    • その結果、高品質な工事を適正な価格で提供できます。
  • 手厚い長期保証
    • アンテナは屋外に設置するため、台風などの自然災害で不具合が起きる可能性があります。
    • 多くの専門業者は8年〜10年といった長期保証を付けており、万が一の時も安心です。

失敗しない!信頼できる専門業者の見極め方5つのチェックポイント

「専門業者が良いのは分かったけれど、どうやって選べばいいの?」という方のために、信頼できる業者を見極めるための5つのチェックポイントをご紹介します。

  1. 豊富な施工実績があるか
    • 公式サイトで年間の工事件数や、具体的な施工事例(写真付き)が公開されているか確認しましょう。事業歴が5年以上あると、より安心です。
  2. 料金体系が明確で見積もりが詳細か
    • 「工事一式」といった曖昧な表記ではなく、部材費や作業費などの内訳がきちんと記載されているかチェックしましょう。追加料金が発生する条件も事前に確認することが重要です。
  3. 長期の工事保証が付いているか
    • 最低でも5年、できれば8年以上の長期保証を提供している業者を選びましょう。保証内容(自然災害が対象かなど)も詳しく確認しておくと安心です。
  4. 問い合わせ時の対応が丁寧で分かりやすいか
    • 電話やメールでの質問に対して、専門用語を避け、素人にも分かりやすく丁寧に説明してくれる業者は信頼できます。スタッフの対応も重要な判断基準です。
  5. 電気工事士などの資格保有者が在籍しているか
    • アンテナ工事には電気工事の知識が必要です。有資格者が在籍していることは、安全で確実な工事を行ってくれる証となります。

そもそもアンテナは必要?光テレビ・ケーブルテレビとの比較

現代では、アンテナを設置しなくてもテレビを視聴する方法があります。
それが「光回線テレビ」と「ケーブルテレビ」です。
アンテナ設置と合わせて、これらの選択肢も検討することで、ご家庭にとって本当にベストな方法が見つかるかもしれません。

視聴方法 初期費用目安 月額費用目安 メリット デメリット
テレビアンテナ 40,000円〜59,000円 0円 ・一度設置すれば月額費用がかからない ・長期的なコストパフォーマンスが高い ・初期費用がかかる ・天候によって受信が不安定になることがある ・家の外観に影響する場合がある
光回線テレビ 0円〜数万円 3,000円〜5,000円 [3] ・アンテナ不要で外観がすっきり ・天候に左右されず安定した視聴が可能 ・インターネットとセットで契約できる ・月額費用が永続的に発生する ・光回線の契約が必須
ケーブルテレビ 0円〜数万円 1,000円〜3,000円 [4] ・アンテナ不要で視聴が安定 ・地域密着の独自チャンネルがある ・月額費用が永続的に発生する ・インターネットの通信速度が遅い場合がある

長期的な視点で見ると、月額費用のかからない「テレビアンテナ」と、別途契約する「光回線インターネット」の組み合わせが最も経済的になるケースが多いです。
しかし、家の外観を最優先したい方や、多彩な専門チャンネルを楽しみたい方にとっては、光テレビやケーブルテレビも魅力的な選択肢となるでしょう。

新築アンテナ工事に関するQ&A

最後に、新築のアンテナ工事に関してよく寄せられる質問にお答えします。

Q1. アンテナ工事は自分でDIYできますか?

A. 理論上は可能ですが、全くおすすめできません。

費用を節約したいというお気持ちは分かりますが、アンテナ設置のDIYには大きなリスクが伴います。

  • 高所作業による落下の危険
    • 最も大きなリスクです。慣れない屋根の上での作業は、重大な事故につながる可能性があります。
  • 専門知識不足による受信不良
    • 正確な電波測定や、ミリ単位での角度調整はプロの技術が必要です。せっかく設置しても「テレビが映らない」という結果になりかねません。
  • 家屋の損傷リスク
    • 誤った方法で取り付けると、大切な新築の壁や屋根を傷つけてしまう恐れがあります。

安全・確実性、そして最終的なコストを考えても、専門業者に依頼するのが最も賢明な選択です。

Q2. どうしても家の引き渡し前に工事したいのですが…

A. 必ずハウスメーカーや工務店の許可を得てください。

原則として、工事は物件の所有権がご自身に移る「引き渡し後」に行うのがルールです。
しかし、引越しのスケジュールが非常にタイトな場合など、やむを得ない事情もあるかもしれません。

その場合は、必ず事前にハウスメーカーや工務店の担当者に相談し、書面で許可を得るようにしてください。
無断で工事を行うと、建築中のトラブルの原因となったり、住宅の保証対象外とされたりする可能性があります。
後のトラブルを避けるためにも、必ず正式な手順を踏むようにしましょう。

まとめ:最適なタイミングでアンテナ工事を依頼し、快適な新生活を!

新築のテレビアンテナ工事は、計画的に進めることで、何も難しいことはありません。
最後に、この記事の重要なポイントを振り返りましょう。

  • 工事の最適なタイミング「引き渡し後〜入居前」
  • 業者への依頼は余裕を持って「引越しの1ヶ月前」が目安
  • 依頼先は高品質・適正価格・長期保証が魅力の「アンテナ工事専門業者」が最もおすすめ
  • 業者選びでは、複数の業者から相見積もりを取り、料金や保証内容を比較することが重要

アンテナ工事は、新しい家で始まる快適な毎日を支える大切な準備の一つです。
まずは信頼できそうなアンテナ工事専門業者をいくつか見つけ、無料の電波調査や見積もりを相談することから始めてみてはいかがでしょうか。
この記事が、あなたのアンテナ工事に関する不安を解消し、素晴らしい新生活のスタートを切るための一助となれば幸いです。

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